こんにちは。

昨日の午後、上野にある
東京都美術館にて開催中の
『田中一村展』に行ってきました。

田中一村といえば
奄美大島の自然に魅了され
それらの作品により注目される
ようになった、という認識なのですけれど
私の亡母が奄美大島出身なので
個人的にも奄美大島には思い入れがあります。

なので今回この展覧会は
必ず行きたい、観たいと思っていたのに
あっというまに最終日（12／1）は目の前。

土日は混むだろうからと
昨日行ってきたわけです。


奄美に関連した作品が
有名な田中一村ですが
昨日の展覧会を観て
かなりの神童であったことを知り
7歳くらいの作品の精密さや完成度に
驚かされることからはじまり、
現・東京芸大を2ヶ月で退学し、
その入学・退学の年に完成したのが
東京都美術館だったそうで
展覧会のサイトには以下のようなことも
書かれていました。

＊ ＊ ＊ ＊ ＊

現在の東京藝術大学に東山魁夷等と
同級で入学したものの、2ヶ月で退学。
その後は独学で自らの絵を模索した一村。
「最後は東京で個展を開いて、
絵の決着をつけたい」と述べた
その機会が訪れます。

＊ ＊ ＊ ＊ ＊

田中一村という画家が
生涯描くことにどう取り組んでいたのか
そのほんの一片に（でも十分に）
触れさせていただけたような内容でした。

さらには一村が注目されるきっかけと
なったのが、田中一村の没後、
三回忌に奄美の人たちが開催した展覧会を
地元のメディアが報じたことだといわれています。

このエピソードにも
奄美を愛した一村が、いかに
奄美のみなさまに愛されていたかが
わかります。


あと個人的に
今回の展覧会の宣伝文言などに
和製◯◯◯とか
日本の◯◯◯◯などの
表現が（私が知る限り）なかった
こともよかった、と思っています。
（ときどき見かけるので）


それにしてもまた奄美に行きたいと
痛烈に思ったし、その際には
奄美パークの『田中一村記念美術館』にも
必ず行かなくちゃとも思いました。


奄美大島やっぱり
いいです、好きです。



田中一村展
https://isson2024.exhn.jp/